現在は「AI(人工知能)ブーム」と言われ、様々な分野で研究が加速している。
2017年8月31日には初音ミク誕生10周年を記念して、ボカロっぽい歌詞をAIで自動生成する「むげんミクうた」というWebサービスが公開された。
「むげんミクうた」とは?
初音ミクの開発元であるクリプトン・フューチャー・メディアの社員が個人で作成したWebサービス。「深層学習」など人工知能の技術が使われている。
下記は、実際に「むげんミクうた」を使用して作成した歌詞。どうだろうか? ボカロ曲をよく聴く方なら、なんとなく「ボカロっぽい感じ」が伝わるのではないだろうか。
『あふれる想い』
冬はひしめく 流れ行く傍に
光を隠さないように掴もう
遠い 次きりの 届きそう 大たた 精ポ
背中合わせ 私は叫んでるむさ
目で見ていたいだけ 行けない
何気なく優しく最静で「目なんて」をまたなんせう
雨ちゃんと 男はきっと職業なんかしてる
今日が来て 泣きうつがおちなんですマジックに期待してたの 子供は
いつかくれたそのかおがで 私のことを
そんなのこれが最高から 傍で私たち、笑いながら!
思い出教えてあげるid:2285529
作詞 むげんミクうた
スマートスピーカーの機能「Hey! Miku」
スマートスピーカー「Amazon Echo」の機能(Alexa スキル)として提供されている「Hey! Miku」には、「むげんミクうた」で培った技術が使われている。
「Hey! Miku」は初音ミクと会話したり、AIで歌を歌わせたりすることができる。実際の様子は下の動画をご覧頂きたい。
スマートスピーカー「Echo Spot」
Alexaスキル「Hey MIKU!」
AIがブログなどの記事を書く研究も進んでいる
世界中でブログ記事などの文章を作成するAIが研究されている。
海外製のAI記事自動生成ツール「Articoolo」は最近、日本語にも対応した。「Articoolo」は1記事あたり1ドルの料金で、キーワードを指定すると関連した記事を自動で作成してくれるサービス。
下記サイトに詳しいレポートがあるが、元が海外製であり、まだベータ版で開発途上のためか、機械翻訳したようなぎこちない日本語という感じは否めない。
現状では、そのまま記事に使用するというのは難しいだろうが、自動で関連したネタを収集して記事の構成を考えてくれたりと、記事の叩き台として実務で使えるレベルになる日もそう遠くないのではないだろうか。
将来、AI技術の発達で世の中からなくなったり減ったりする職業があると言われている。ライターや編集者の仕事もAIに置き換わる日が来る?!・・・かも知れない。
(本記事は独自考察です。詳細は各リンク先などをご覧下さい)