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KONTAKT用の本格的な三線音源「VS SANSHIN」の音色&使い勝手レビュー

KONTAKT用の本格的な三線音源「VS SANSHIN」の音色&使い勝手レビュー

三線(さんしん)は沖縄音楽の要と言われるほど、沖縄音楽ではなくてはならないほどの楽器。

500年ほど前に中国から伝わってきたと言われ、日本本土の三味線の先祖とされる。

沖縄の民謡はもちろん、沖縄で活動する音楽アーティストの最新楽曲にも積極的に取り入られるなど、沖縄の音楽や文化を象徴すると言っても過言ではないほどの楽器なのである。

今回はそんな三線のKONTAKT用の音源「VS SANSHIN」の音色と使い勝手をざっくりとレビューする。

VS SANSHINの購入からインストールの流れ

VS SANSHINはVersus Audioという日本のベンダーが開発しているが、音色やバージョンの違いなどでいくつかの種類があるものの、最もスタンダードで汎用性が高そうなVS SANSHINを導入してみた。

公式サイト、販売元は下記となる。

注意点としてはVS SANSHINを動作させるにはNative InstrumentsのKONTAKTの製品版、もしくは無料サンプラーsforzandoが必要となることだ。本来の全機能を利用するにはKONTAKTが必要で、sforzandoでは機能が限定的となる。

今回はすでにKONTAKTの製品版がインストールされているCubaseに導入したが、公式サイトからVS SANSHINを購入手続きすると、すぐにシリアル番号がメールで送信される。ライセンス認証を済ませると音源データがダウンロードできる。24bitの高音質タイプの場合でも1GBほどの容量なので、高音質なピアノ音源などと比べるとコンパクトなので使いやすい。

ダウンロードしたデータを任意のフォルダに解凍し、KONTAKTから読み込ませるとCubaseなどのDAWから使用可能となる。

シンプルで初心者でも使いやすい本格的な音色

奏法はもちろんのこと、いくつかのエフェクトを使用することができる

本物の三線を演奏する場合はチューニング(チンダミ、調弦)が必要で、音を出すまでに様々な基礎練習や知識が必要だが、VS SANSHINの場合は他の音源と同様、ピアノロールに打ち込むだけで音を出すことができる。

三線や弦楽器独特の奏法を指定することもできるし、そのまま何も設定しなくとも沖縄音楽で聴く三線と遜色ないリアルな音色を楽しめるのがまず魅力だ。

早速、沖縄民謡として有名な「てぃんさぐぬ花」を鳴らしてみた。

VS SANSHIN てぃんさぐぬ花

VS SANSHIN てぃんさぐぬ花(ドラムありVer.)

これぞ沖縄サウンド!! ・・・というような、南国の吹く風の如く、暖かで豊かな音色であることがわかるだろう。

用途としてはDTM用の音源のため、沖縄民謡の制作や、沖縄アーティストを意識したポップスやロック系の楽曲制作が考えられるが、定価でも6600円と本物の三線に比べれば、りリーズナブルなのもポイント。

過去にはブラックフライデーなどにセールが行われたこともあるようなので、沖縄サウンドに興味があるDTMerはチェックしてみるとよいだろう。

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