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【コスパ&メンタル重視!!】ボカロ、音楽制作向きのノートPCの選び方

【コスパ&メンタル重視!!】ボカロ、音楽制作向きのノートPCの選び方
うーむ、煮詰まったな。たまには、お外で楽しくDTMがやりたい!!

2018年現在において、屋外で音楽制作、特にボーカロイドを用いたDTM作業に向いたコスパの良いノートPC選びについての考察。

…というより、人柱となり検討した結果をレポートする。

どうしてDTMにノートPCが必要なのか?

画像はイメージです。自室ではありませんw

音楽制作と言っても色々あるが、バンドを組んだりして生楽器で演奏している人達と違い、DTM(打ち込みとも言う)は部屋に篭り切っての孤独な作業となりがち。

ちょっとした修正のつもりが延々と徹夜作業になった挙句、あとあと聞き返してみると作業前の方がやっぱ良かった・・・というパターンは、DTM経験者なら誰しもが1度や2度、経験があることだろう。そのくらい、DTMというのはどんよりした展開になりがちなのである。

活発に意見交換とかして? 生楽器で音楽やっていてる人達が何だか羨ましいなぁ~、なんて本音をぽろっと漏らしてしまいたくなることも、DTMerをやっていたら避けて通れないことだ。

一言で言うと、精神衛生のためにノートPCが必要と言える。

毎日でないしろ、時々は、お外でDTMがやりたいよ!

Post from RICOH THETA. #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA

最近はテクノロジーが進化してスマホをはじめ、小型、軽量かつ高性能なモバイル機器が世に溢れている。

ノートPCも価格が下がり、高性能化しているはずなので、処理速度が求められるDTM作業も軽くこなしてくれるだろう…という予測があり、コスパの良いノートPCを探すことにしたのである。

DTMに必要なスペック、前提条件

どんなものでも大抵そうだが、いくらでもお金を出せるのであれば、理想のものはすぐに手に入る。

しかし、多くの人はいくらでもお金を払えるわけではない。限られた予算で必要条件を満たすものを探さなくてはならない。

今回、DTM用途が外で快適に行えるスペックとして、経験的に下記を設定した。なお、Mac派の方には申し訳ないが、Macだと現行製品に限ればそれほど選べる機種がないと思うのでApple Storeで相談して頂いた方が早いと思い、Windows機に限って検討していることをご了承願いたい。

ちなみに、Macならこのあたりのチョイスになるはず。

CPUは省電力タイプのi7もしくはi5がオススメ

CPUはPCの頭脳に相当するパーツで、処理速度に非常に影響する。なるだけ高速に越したことはないが、基本的に性能が値段に比例する。

CPUが高スペックなほど、瞬間的な高負荷に耐えられ、トラック数が増えたり、重たい音源を使ったり、エフェクトを多用しても、音飛びすることなくスムーズに制作できる。快適な制作には妥協はできないのだ。

デスクトップPC用ではインテル製のものではCore i9やCore i7という名称のCPUが高性能で、i5が次に高性能、i3、Pentium、Celeronの順に低性能となる。同じ名称でも世代やクロック数などの違いがあり、2018年7月現在では第8世代が最新で、基本的に新しいものほど同じクロック数であっても、より処理速度が速い。

デスクトップPC用のCPUは話がわかりやすいが、ノートPC用は少しややこしい。

ノートPC用のCPUは性能と消費電力を両立させる必要があるため、型番の最後にUがついたものなどは、i7でも省電力タイプで性能は控え目。電源に繋いで使用することが多いなら、バッテリーの持ちより性能重視にした方がよいので避けた方が良いと言えるが、外での作業が多くなるなら性能を犠牲にして、バッテリーの持ちが良い省電力タイプのCPUを搭載した機種を選んだ方が良いと言える。

つまるところ、2018年現在においては、省電力かつ高性能が完璧に両立したCPUというのは存在していない。妥協が必要になるのだ。お外でのDTM用ならば、なるだけ高性能のi7かi5でUの型番が付く、省電力タイプで比較的高性能なCPUがベストチョイスとなるだろう。

5万円前後の低価格のノートPCでは、CeleronやATOMという名称のCPUが採用されている場合があるが、省電力重視過ぎてDTM用途では不満がすぐ出ることになるので、できるだけ避けた方が良い。特にATOMは一昔前に流行った“ネットブック”や、タブレットに採用が多いCPUで、ネット閲覧程度を想定したスペックだ。Celeronという名称でも単なるブランド戦略で、モノによってはATOMの系列の場合があるので注意。

メインメモリ(RAM)は8GB以上は必要

高音質な有料音源を使う場合など、現代のDTM作業においてはメモリが多いに越したことはない。目安としては最低8GB、できれば16GB程度あれば良いだろう。

ノートPCはデスクトップPCと違って、メモリ増設の制約が大きい。CPUの世代やマザーボード、さらに機種ごとの制約によって、増設可否や使えるメモリが限られている。低価格の薄型モバイルノートでは、そもそも内部にアクセスできず、増設が一切できない場合もある。

5万円前後の低価格モバイルノートは4GB固定の場合がある。これだとOSとDAWを立ち上げた段階でメモリを使い切ってしてしまうので、思い通りに音楽制作はできないだろう。

OSはWindows10のほぼ一択

現行のWindowsノートPCだと、Windows10のほぼ一択状態である。32bit版はメモリが3GBまでしか使えないので、DTM作業用としては64bit版しか選択肢はない。HomeとProのエディションがあるが、どちらを選んでも一般的なDTM作業ではそれほど違いはないと思われる。

Pro版にしかない機能は、リモートデスクトップや暗号化機能のBitLocker、仮想環境のHYPER-V、Homeでは自動的に行われるWindows Updateを任意のタイミングで実行できることなどである。

Windows10以外としては、まだサポート期間中で愛用者の多いWindows7もおすすめである。ただ、Windows10の方がバッテリー管理が優れていたり、起動やスリープが速いので、Windows8でがっかりした人も、この機会にWindows10を受け入れるのもアリだろう。

現行の主要DAWはWindows10に対応しているが、古めのバージョンだったり、使いたいソフト、プラグインなどが対応していない場合はWindows7など旧OSを探す必要がある。

ストレージはSSDで240GB以上、もしくはSSD+HDD構成を

最近のPCのシステムドライブはSSDが主流だ。HDDからSSDに替えると、ほんの数秒でOSが起動したり、ソフトが一瞬で起動したりと、体感できるほどの違いがある。新しくノートPCを買う場合は、訳ありジャンク品でもない限り、最初からどちらかのストレージが搭載されている。

自分で載せ替える場合はサイズに注意。デスクトップ用の3.5インチのものは搭載できないので、2.5インチを選ぶこと。

DTM用途としては、音源のインストールなどで数GBや数十GBの容量を一瞬で使うことがあるため、240GB以上のSSDがおすすめだ。マウスコンピューター製だと機種によってはSSD+データ保存用のHDDという構成もできるので、そういった機種を選ぶのもおすすめ。

最近のノートPCでは光学ドライブが省略されていることが多く、スロット自体が存在しない場合がある。しかし、機種によっては光学ドライブ用のスロットがあったり、中古のノートPCでは光学ドライブが搭載されている場合がある。光学ドライブが不要な場合は、ここにHDD(SSD)用の変換マウンタをかまして、2台目のストレージ用ドライブを増設することも可能だ。

音ネタなどWAVE素材を置く場合はHDDもあると心強いので、おすすめのカスタマイズ方法として紹介しておく。但し、自己責任での作業となる。

持ち運びが苦にならない目安は1.5Kg以下

デスクトップPCとの大きな違いは、重さを検討材料にしないとならないこと。どんなに性能が良くて使い勝手が良くても、重たかったら持ち運ぶ気にはならないだろう。

個人の感覚によるが、持ち運んで使う気になるのは概ね1.5Kg以下が目安になると思う。1.5Kgがどの程度かというと、スーパーなどに並んでいる1.5Lのペットボトルの重さだ。片手で持つと重たいと感じるはず。

1Kg以下だと片手で持っても軽いと感じるレベルだが、ラインナップが限られてくる。2018年現在だと1Kg以下のノートPCは種類が少なくて、NECやLGなどの大手メーカー製が主。処理性能よりも軽量をウリにしているシリーズで、クリエイター向けなどに特化したスペックではないのがまず残念で、もっと残念なのは価格は15万円前後と高いこと。軽量かつ耐久性のある素材を厳選してるためだろう。

1Kg~1.5Kg前後になると選択肢はグっと増える。この重さは13.3インチ型モニター搭載のB5サイズノートの主流で、各社ラインナップが充実している。

マウスコンピューターやLenovoなど、ネットでカスタマイズ注文できる、いわゆるBTOでも扱っている機種ラインナップが多い。




公式サイトでノートPC(mouse)を探す



バッテリーはフル稼働で10時間が理想だが、そんなのない!!

DTMはあれこれ試行錯誤するので、バッテリーで長時間動作することが必要。

気を付けないとならないのは、メーカーが表記しているバッテリーの持ち時間は、モニターを暗くしたり、消費電力が少なくなる状況で計測していることが多いということ。実際に重たい作業をしていると、メーカー表記が10時間だとしても5時間程度しか持たないことはザラである。

世界中のノートPCを調査したわけではないが、新品状態でもフル稼働で10時間使えるi7などの高性能CPUを積んだノートPCは、2018年現在においては、地球上に存在しないのではないかと思う。特別な大容量バッテリーが必要だったり、価格が非常に高かったり、少なくともそのへんの一般的なノートPCではないだろう。

現実的な解決法としては、バッテリーを交換できるタイプの機種にすること。バッテリー内蔵型のものだとバッテリーを交換して使い続けるというのができない。しかし、バッテリーが取り外せるタイプだとバッテリーを交換することで、バッテリーの数だけ延々と使用することができる。

しかし、最近の主流は本体内蔵型で、交換できる機種はビジネス用やマウスコンピューター製
の一部機種など、少な目な印象がある。

荒業としては、汎用タイプのモバイルバッテリーを使う手もある。但し、対応機種などは、よく調べてから購入すること。

モニターは情報量の多いフルHDが理想だが…

B5サイズの13.3型モニターだとフルHD(1920×1080)は以外と少ない。実際に使ってみると、どうしても文字が小さくなったり見づらいので、必ずしもフルHDにこだわる必要はないのではないかと思う。

逆にWindows10には文字だけを大きくする機能があったりするくらいだし…。

フルHDでなくとも、1366×768程度の解像度でも実作業ではそれほど困らないと思う。ただ、ノートPCの場合、後からモニターを変更することはできないので、よく検討すること。個人的には13.3型なら1366×768の方が逆に見やすかったりする。



音質は最終チェック用ではないので、そこまで気にしない

エンターテインメント用途的なノートPCだと、ある程度雰囲気のある音質のステレオスピーカーが搭載されているが、ビジネス用のノートPCでは警告音再生用程度に小さいモノラルスピーカーを付けて終わり、という場合もある。

外ではヘッドフォン、室内で使うにしても外付けのスピーカーに接続するのが一般的だろう。ノートPCのスピーカーで最終的なチェックをすることはないと思うので、あまり気にしなくて良いと思う。

ヘッドフォン端子は一般的に装備されているし、USB接続でオーディオインターフェースを接続することもできる。普通にヘッドフォンを接続できればOK。

意外な盲点! 一体型タッチパッドには注意!

常にマウスで操作するという人には関係ないかもしれないが、屋外では安定してマウスを使えることばかりとは限らないし、タッチパッドだけで行くという人もいるだろう。

Windows8が出たくらいの時期から、ボタン部分が独立していない一体型タッチパッドが流行した。慣れるまでに時間がかかるというか、構造的に使いにくいので、2018年現在では国内メーカーを中心に独立型に回帰しつつある。

この部分だけはすべり具合なども含めて、実際に触ってみないとわからないので、不安な場合は店頭で触ってみるとよいだろう。

また、スベスベ過ぎる場合は、スマホ用のシートを張るなどして調整することもできる。メーカー公式の方法ではないので、試す場合は自己責任で行うこと。

当サイトおすすめ! DTM向けノートPC3選!

ノートPCは割りと早いスパンで商品ラインナップが入れ替わるので、アウトレットなども含めて自分にあったものを探す根性が必要。ここでは、独断と偏見で2018年のある時点でチョイスした製品を紹介する。

■SIM対応でSSDとRAMに余裕あり(~10万円)

・メリット
SIM対応で屋外でもネットで情報収集しながら音楽制作ができる。SSD、RAMともに最低限以上のスペックがあり、価格も比較的手ごろ。メモリ増設できるのが嬉しい。

・デメリット
CPUが若干貧弱。エフェクトや音源の数を調整したり、作業内容の工夫が必要になるかもしれない。

■許容範囲の重量かつ、グラボ搭載でハイスペック(~10万円)

・メリット
デザイン格好良く、平均スペック高めで、ノートPCでは珍しくグラボ搭載。画像、動画編集など幅広く活躍できる。

・デメリット
モバイルサイズに高性能を詰め込んでいる感があり、廃熱問題などのクチコミを見かける。

■予算に余裕があれば検討に値する、軽量&高性能PC

・メリット
軽量を売りにしているシリーズで、モバイル向けPCとは思えないくらいの画面サイズやスペックで申し分ない。

・デメリット
15万円以上の予算がある人向け。

番外編 iPad Proという道も…

Cubaseや初音ミクなどのボーカロイドも実はiPad版やiOS版というものが存在していたりする。

しかし、RAMなどのスペックを見ればわかるが、2018年現在のタブレットPC界で一番高性能なiPad Proにしても、10年前のノートPC程度のスペックしかない。

ボーカロイドも10年前のV2程度の機能しかなく、DAWもトラック数やエフェクトが非常に限定的で、PC並みに製作することはできないのである。ただ、バッテリーの持ち時間や携帯性はノートPC以上なので、サブ用として検討するのもアリかもしれないので、一応紹介しておく。

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