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Cubaseのフリーズ機能を使って処理速度を改善させる方法

Cubaseのフリーズ機能を使って処理速度を改善させる方法

Cubaseで楽曲の制作を進めていくと、トラックやエフェクトが多くなるにつれて、再生が途切れたりスムーズにいかなくなる場合がある。

ちょっとやそっとPCのスペックを強化しても、重たいインストゥルメント音源を複数使っていたり、音を作りこんでいくと、やはり曲作りの後半はリアルタイム再生ができなくなってしまうこともしはしば。

そんなあなたにオススメしたい機能が「フリーズ」という機能だ。

フリーズ機能とは?

OSやアプリケーションが動作停止してしまうことも「フリーズ」と言うが、ここで紹介するのはイントゥルメントトラックを自動的にWAVE化するCubaseの機能のことだ。

手順はインストゥルメンとトラックの下記の画像の部分を操作するだけ。もう一度クリックすれば、いつでもフリーズ前の状態に戻せるのでご安心を。

設定画面は日本語のようで何語かわからないような翻訳で意味がわかりにくいが、赤い目印を付けた項目にチェックを入れることで、もっとも動作を軽快にすることができる。Cubase9.5の画面なので、他のバージョンでは若干表記が異なる可能性がある。

それぞれの意味は下記になる。

・インストゥルメントをフリーズ
音源部分のみをWAVE化する。つまりエフェクトはその都度処理される。場合によってはそれほど軽くならない。

・インストゥルメント/チャンネルをフリーズ
音源部分をエフェクトも込みでWAVE化する。エフェクトはいじれなくなるが、処理は軽くなる。

・テールサイズ
リバーブなどのエフェクトは音符の発音より後ろに長くなるので、その後ろ部分のこと。エフェクトの状況によるが5秒分くらいは確保したい。

・フリーズしたインストゥルメントは開放する
音源を読み込まずメモリを開放するという意味らしい。

フリーズしたWAVEファイルの保存場所


その曲のプロジェクトフォルダ内にFreezeというフォルダが生成され、そこにWAVEファイルが格納されていく。ディスク容量には注意。

注意点 音質が変わってしまう場合がある

便利なフリーズ機能だが、リアルタイムに再生した場合と若干音質が違ってしまう場合があるようだ。

何度か検証したが、音源のエフェクトの処理のされ方に違いがあるようで、楽器の音がリアルタイムの時と違ってしまう場合があった。

作業中だけフリーズを使い、最終的な書き出しの前に元に戻すなどの工夫が必要になる場合があるので、音質の変化には注意したい。

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