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初心者DTMerが生楽器を買うとしたら1万円台のギター入門セットがオススメな理由

初心者DTMerが生楽器を買うとしたら1万円台のギター入門セットがオススメな理由

生楽器やバンド経験のない生粋の初心者DTMerが初めて楽器を買うとしたら、1万円前後で売られている“激安エレキギター入門セット”をオススメしたい。

「打ち込み主体だから楽器演奏は自信ないけど・・・音楽を作るならば、多少は楽器も経験しておきたい」という初心者DTMerに最適なのが“激安エレキギター入門セット”なのだ。

今回は実際に激安セットをネットで買ったことがある筆者が「なぜ初心者DTMerに最適」だと思うのか? という理由を淡々と書いていく。何か楽器を買おうと迷っている方は参考にして頂きたい。

理由1 現代音楽に必須な楽器である

まず言えるのがロックはもちろん、J-popやゲーム音楽、ボカロ曲など、現代において身近で聴くことができる楽曲の多くで使われているのがギターなのだ。

ギター以外でポピュラーな楽器と言えば、小学校の音楽室にも必ずあるグランドピアノも挙げられるが、個人で買うにはあまりにも大きい。値段も3桁万円くらいするのでピアノは一旦忘れて貰って構わない。

ギターは大きくザックリわけて2種類ある。電気を使わないアコースティックギターと電気を使って音色を加工することができるエレキギターがある。前者は弾き語りが路上ライブなどで活躍するが、DTMerに特にオススメしたいのは後者のエレキギターだ。

エレキギターの特徴は次の項目で述べたい。

理由2 実はDTMと親和性が高い

全くギターを触ったことがなかったり、身近にエレキギターを使っている人がいないと、エレキギターと言われてもパッとイメージできないかもしれない。

エレキギターは弦の音をギターに内蔵されたマイクのようなもので拾い、エフェクターやアンプを使って歪ませたりして演奏する。そう、DTMerが日常的にやっているシンセサイザーやDAWのエフェクトプラグインみたいに、音を加工するのがエレキギターのミソなのだ。

「ギュイ~ン」と言った“あの音”は加工させたエレキギターの音なのだ。自分で“あの音”を出してみることで、普段聴いている楽曲の音がどのように作られているのかということを身を持って知ることができるのは、1万円以上の価値がある大きな収穫だと思う。

オーディオインターフェースを持っていれば、エフェクターやアンプを使わずに直接DAWで録音したり、DAWで使っているギター用のエフェクトプラグインを適用させることもできる。ギターというとアナログな楽器というイメージがあったかもしれないが、実はDTMと親和性が高い楽器なのだ。

理由3 挫折(!?)してもダメージが小さい


ここまで散々オススメしておいて「挫折」というキーワードにビックリしたかもしれない。

先に言っておくと、ギターは手軽に買えるポピュラーな楽器の一方で、向き不向きもあるし、習得するには1~2年程度は毎日数時間くらい練習しないと身につかないというのもある。そう、駅前などでギターを弾いているストリートミュージシャンは、隠れた努力をしまくった人とも言えるのだ。

DTMでのソフトシンセと違って、弦の交換や調律などのメンテナンスも必要。エレキギターの場合は見た目よりずっしりと重たいので、慣れないと肩も凝るし、指先も痛くなる。

正確なデータこそ手元にないが、ギターを買った初心者の半分以上は上達する前に投げ出してしまうのではないかと思う。コードの指使いを覚えるのも大変だし、プロのギタリストを目指していないのであればモチベーションが続かないというのもあるだろう。

街の楽器屋さんや、プロのギタリストなどのギターを極めた人ならば、1万円の激安セットなんかより、それなりの値段がするきちんとしたギターを薦めるはずだろう。激安セットのギターより、もちろん品質は高いだろうし、サウンドやデザイン性の違いなどもあることだろう。

しかし、その人たちは挫折する人が多いギター修行を乗り越えて、ギターなどの楽器を仕事にしている“プロ”なのだ。商売上の理由もあるし、必ずしも右も左もわからない初心者向けのアドバイスとも言えない可能性もあるのではないだろうか。

個人的には1万円のギターから始めるのが良いと思うし、何のデメリットもないように思える。



理由4 必要なケーブルや最低限のアクセサリーが揃う

エレキギターはギターとアンプを繋ぐケーブルや、弦を調整するための道具などが必要。初心者が必要なものを一つずつ揃えるのは、それなりにハードルが高い。

しかし、初心者用の入門セットなら演奏や普段のメンテナンスに必要なものが一通り揃っている。楽器屋さんに足を運んだりできない場合でも、プロが選んだ必要アイテムが揃っているので安心してスタートを切ることができるのだ。

まとめ 初心者DTMerのスキルアップに最適

今回は実際の経験を元に、通販などで売られている1万円台の激安エレキギターセットが初心者DTMerにオススメできる理由を説明してみた。

指で押すだけで音が出る鍵盤楽器と違って、ギターは「弦を抑える」「弦を弾く」という2つの動作で初めて音が出るツーステップな楽器だ。コード演奏やメロディーを引くにしても、鍵盤楽器よりも初期段階での難易度が高い楽器という見方もできるだろう。

だが、1万円台の出費で現代音楽で多様されている楽器の仕組みなどを学べるとしたら、音楽を作るDTMerの教材としては値段以上の価値があるように思ってしまうのだ。

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