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【レビュー】ABILITY 3.0 Pro 国産DAWのフラッグシップ ~導入編~

【レビュー】ABILITY 3.0 Pro 国産DAWのフラッグシップ ~導入編~

以前、Singer Song Writer Lite 9.5という国産DAWを紹介したが、同じ株式会社インターネットが手がけている同系列のシリーズで、フラッグシップにあたる「ABILITY 3.0 Pro」を入手したのでレビューをお届けする。

今回のレビュー方針について

編集長は両親とも日本人で、生まれも育ちも日本国ということもあり、100%の「国産」と言えるのだが、同じ国産同士だとしても、そこは「Pro」の称号が付くフラッグシップ製品のレビュー。

競合に当たるCubaseやStudio Oneなど主要海外DAWのProグレードと同程度の価格帯ということもあり、国産同士であっても忖度なしで競合DAWとの比較を交えながら、独断と偏見というか、主観100%でレビューしていきたい。

また、年末に差し掛かりミク活等で多忙なこともあり、全機能を詳細に把握した上でのレビューではなく、「会社帰りに何となく電気屋さんに寄ったら、何となく目に留まって何となく買ってきた」レベル・・・というか、すなわちファーストレビュー的なものだとご理解頂きたい。

したがって、機能の説明などに間違っている箇所があったとしても、そういう事情だとご了承頂ければと思う。この広い宇宙には、今の時代の人類には理解できないことの方が多いのだ。

以前紹介したSinger Song Writer Lite 9.5のレビューはこちら

30年近い歴史を誇り、90年代頃のDTMを牽引した国産DAWは今も健在!!1991年にPC-9801用として初期バージョンが発売されたSinger Song Writerは、今となっては貴重な現役国産DAWだ。まだWindowsも発売されておらず、インターネットも一般的に使われていなかった時代だ...

ABILITY 3.0 Proとは

ダーク調でCubaseやStudio Oneなど主要海外DAWに近い現代的なインターフェース

Singer Song Writerシリーズなど、90年代頃~の日本におけるDTM界を牽引してきた株式会社インターネットが開発、販売しているDAWソフトウェア。

ABILITYは名称こそSinger Song Writerではないが、元はアレンジソフトとして生まれたSinger Song Writerのコンセプトが引き継がれている高機能DAW。以前は「Singer Song Writer Pro」という名称で売られていたが、ブランドがリニューアルされた上で展開しているという理解の方が合っているかもしれない。

Singer Song Writer Lite 9.5とABILITY 3.0 Proの双方を使ってみた経験から言うと、ABILITYはSinger Song Writerが持つ強力なアレンジ機能などを継承しつつも、ワンウィンドウやダークモード的な黒基調の画面など、現在主要な海外製DAWの特徴を取り入れた国産のDAWなのである。

ワンウィンドウはダークホース的に登場してきたStudio Oneが火付け役となり、アマチュアからプロまで高いシェアを誇るCubaseがその後に導入、ABILITYにも導入された形になる。とは言っても、Cubaseの場合もそうだが、制作スタイルには好みがあるので従来のウィンドウがそれぞれ独立したUIに設定することも可能である。

下位バージョンとの互換性は?

Singer Song Writerから正統進化したABILITYは、下位バージョンとの互換性がしっかりとられている。マニュアルによれば、Windows95時代など、かなり古いバージョンのSinger Song Writerのプロジェクトファイルが読み込めたりと、古くからのユーザーへの配慮が感じられる。

90年代にDTMをやっていて、古いSinger Song Writerのファイルが残っている人などは、この最新DAWに読み込んでみると、懐かしさや当時とはまた違った新しさを感じたりするのではないだろうか。

MIDI(SMF)ファイルとの互換性が高い

Singer Song Writerは90年代頃に販売されていたローランドのSound Canvasシリーズなど、ハードウェアMIDI音源全盛の時代に活躍していたソフト。その血筋を引き継ぐABILITYはMIDIファイルの対応は主観にはなるが、CubaseやStudio Oneなど海外製DAWより、かなり上を行く。

CubaseやStudio Oneはもちろんのこと、大抵のDAWもMIDIファイルを読み込むことは可能。そのDAWが内蔵しているソフト音源で鳴らすことはできるが、大抵の場合は各パートの楽器の音や、バランスがめちゃくちゃになって聴くに耐えない場合が多い。

しかし、ABILITYだとローランドのSound Canvasそのものをベースにしたソフト音源を内蔵しているため、90年代頃にSound Canvas用に作られたMIDIファイルをかなり良い感じに再生してしまう。厳密には同じではないので、あくまで「それっぽく」という意味合いだが、当時のファイルを持っていたり、ネット上で配布されているようなMIDIファイルを再生したり、編集する用途に向いているように思う。

ちなみに、詳しい説明は割愛するが、MIDIというのはケーブルや機材なども含めての広範囲の規格を指す用語。SMF(Standard MIDI File)というのは、MIDI規格を利用して作られたファイルの中でも、音色などについて一定のルールで作られたもの。90年代に売られていたローランドのミュージ郎や、ヤマハのHELLO!MUSICなどのDTMパッケージが全盛だった頃に作られたMIDIの曲や、ネット上で配布されていたり販売されているMIDIファイルは大体がSMFである。あまり意識しなくても、大抵のMIDIファイルは一般的にはSMFだと思ってよいだろう。

インストールは少し複雑

ここまでは雑学的な話を中心にしてきたが、ここからはいよいよソフトのインストールとなる。今回入手したのはダウンロード版なので、製品本体はネット上からダウンロードする。

本体や付属音源のインストール画面

ABILITY 3.0 Proは同社が展開するDAWの中でもフラッグシップにあたる製品。本体と最低限必要な機能だけでもDVD-ROMにして2枚程度の容量がある。とは言っても、光回線等の高速なネット環境があれば、ダウンロードボタンを押して、お風呂にでもゆっくり入っていれば完了することだろう。

ダウンロードされるファイルはiso形式。つまり、DVD-ROMそのままのようなファイルなので、Windows10などの場合はそのまま開けるが、WIndows7の場合はフリーソフトなどを探してきてisoファイルを開けるようにしないとならない。DVD-Rに書き込んでもいいが、仮想ドライブとしてマウントした方が経済的だろう。

本体のインストールが完了したところで、導入編は終了。次回は膨大な量を誇る付属音源や、ミキシングなど制作系機能の使用感についてお届けする。

付属音源や操作感を扱った「実践編」はこちら

株式会社インターネットが手がけている国産DAWのフラッグシップ「ABILITY 3.0 Pro」のレビュー第2弾は、付属する音源やプラグインを紹介したり、実際にミキシングや楽曲書き出しまでをやってみたい。ABILITY 3.0 Proは最上位グレードということもあり、ABILITYの専用...

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