Cubaseのアレンジャートラックを使うと、楽曲の制作途中でも構成を入れ替えることが簡単にできる。
ポップスやロックなどのジャンルでは、楽曲は「イントロ」「Aメロ」「Bメロ」「サビ」「間奏」「Aメロ」「Bメロ」・・・というようなパート単位の構成になっていることが多いが、「やっぱりサビ始まりにしたい」というような時に便利な機能がアレンジャートラックだ。
実際に構成を変更する前に試し聴きしたりもできるので、使い方を知っておくと楽曲制作に役立つはず。
手順1 アレンジャートラックを追加
通常のトラック追加と同様の方法で、画像矢印のトラック部分を右クリック(Windowsの場合)し、アレンジャートラックを追加する。
手順2 楽曲の構成ごとにパート分け
追加されたアレンジャートラックを選択状態にし、鉛筆ツールを使って楽曲の構成ごとにパート分けする。A、B、C・・・と名前が自動で付くか、とりあえず気にしない。
手順3 パートに名前を付ける
お好みで左上あたりで名前変更ができるので、パートに名前を付けていく。ここまでで下準備は完了。
手順4 楽曲の構成を変える
楽曲の構成を変えるには、アレンジャートラックを選択状態にして、左側のインスペクタ株から上にパートをドラッグしていく。
アレンジャートラックのON/OFFを切り替えるボタンがあるので、ONの状態で再生して確認する。
気に入った構成になったら「アレンジャーチェーン」右側の小さい矢印をクリックして「チェーンを確定」をクリック。すると、楽曲の構成が変更される。
注意点
ボーカロイド楽曲においては、Piapro Studioなど一部のプラグインタイプのトラックは、アレンジャートラックの機能では変更が反映されない。
Wavで書き出したり、別の方法を取った方が良い場合もあるだろう。