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【比較あり】DTMerを一皮剥かせるギターアンプシミュ「GUITAR RIG」でギターサウンドを熱く歪ませよう!!

【比較あり】DTMerを一皮剥かせるギターアンプシミュ「GUITAR RIG」でギターサウンドを熱く歪ませよう!!
画像はイメージ。生々しいギターサウンドに憧れるDTMerは多いはず

打ち込みDTMerの悩みの種トップクラスと言えば、ギターサウンドがどうしてもシンプルな音になりがちだということ。つまり、生演奏みたいなギターサウンドを再現するのが難しいのだ。

ギターサウンドと言っても色々あるが、ここではアコースティックギターではなくて、バンドサウンド的なミュージックや、J-POPなどのジャンルでコード的に「ジャカジャカ」とか「ギュウィーン、ギュインギュイン」と鳴ってるようなギターサウンドに焦点を絞る。

そういった系統を始めとして、打ち込みDTMer(もちろん生演奏派も)にオススメしたいリアルで生々しい(意味が重複)ギターサウンドを奏でるNative InstrumentsのGUITAR RIGというギアンプシュミレータープラグインを紹介する。

ギターアンプシュミレーターはDAWにもプラグインとして用意されていることも多いが、比較用のサンプル音源を用意したので、ギターサウンドに悩んでいる人は参考にして頂きたい。

GUITAR RIGは無料版やバンドル版もある

記事執筆時点の最新版にあたるGUITAR RIG 6 PROは単品販売のほか、COMPLETE13という音源やエフェクトなどのセット商品としても購入することができる。それ以外にも機能が限定されている無料版のFreeもラインナップしている。

なお、下記のキャプチャや比較音源では、筆者が所持している前バージョンにあたるGUITAR RIG 5を使っているが、最新版ではインターフェースが刷新されたり機能が追加されているものの、根本的なサウンドの傾向は同一と考えてよい。

元になるギターサウンドはこちら

今回は打ち込みDTMerのサウンドグレードアップを想定しているため、元になるギターサウンドも打ち込みのものを使う。もちろん、生演奏のギターサウンドを用意できる人はそれを用いてもよい。

音色はCubaseシリーズの純正ソフト音源「HALION SONIC SE3」に収録されている「【GM 030】Overdrive Guitar」をチョイス。この音色自体がオーバードライブというだけあって、歪ませた状態のサウンドとなっている。GM音源にも含まれる基本的な音色なので、他のDAWを使っている人でも似たような音色が必ず入っているはずだ。

・元になるギターサウンド (【GM 030】Overdrive Guitar)

こちらは実際のJ-POP系の楽曲で使われているギタートラックのバッキングフレーズ。これをいかにして、生演奏っぽく聴かせるかはDTMerの腕次第というわけだ。

Cubase付属のギターシミュ VST amp rack


CubaseのELEMENTS以上のグレードに付属しているギターアンプシュミレーター「VST amp rack」を使って、先ほどの音源を加工してみる。

VST amp rackの純正だけに動作が安定しているうえに、数十種類以上のプリセットが付属している。ディストーションやオーバードライブ系の設定のほか、ジャズ系の楽曲で使いやすいクリーンサウンドのプリセットもある。

今回は実際の楽曲でも使うことが多かったオーバードライブ系のプリセットである「Gold Hi Gain3」を適用してみた。

・VST amp rack (Gold Hi Gain3)

元のサウンドに比べて、生々しさがグレードアップしたのが感じられるだろう。

VST amp rackのプリセットは数は多いものの、洋楽寄り(?)に聴こえるものが多く、J-POP系の曲には合いづらいのが難点。プリセットはそのまま使うだけでなく、楽曲の方向性に合わせて「もっと高域を明るく・・・」だとか、パラメーターをいじって理想のサウンドに近づけていくとよい。

プリセットすら超即戦力!! のGUITAR RIG


ここからお待ちかねのGUITAR RIGの登場だ。まずはサウンドを聴いてほしい。プリセットの上の方にあるという理由で選んだ「All the Bling Things」というプリセットを適用してみた。

・GUITAR RIG (All the Bling Things)

全く同じギターフレーズだというのに、数段カッコ良さが増したように聴こえるはず。

GUITAR RIGはVST amp rackなどと同様に単体のプラグインとして起動する。最新版のGUITAR RIG 6だとさらにインターフェースが洗練されているが、エフェクターなどをイメージした機能を積み上げて、ツマミをいじることで理想のサウンドを作っていく。

特筆したいのはGUITAR RIGにも沢山の系統別に整理されたプリセットが付属するが、そのまま使っても楽曲に馴染みやすい超即戦力のプリセットが多いということ。

GUITAR RIG自体のサウンドの方向性も関わっていると思うが、VST amp rackよりも歪ませた時の粒立ちが繊細で突き刺さるイメージ。存在感が強いセンセーショナルなギターサウンドが一瞬で生成されるのだ。

もちろん生演奏のギターサウンドにも適用できるが、打ち込みギターフレーズにありがちな平坦な音であっても、一皮剥けたサウンドを化けさせることができる。動作も純正と変わらないほと軽快で安定性が高く、楽曲制作の邪魔にならないのも利点と言えるだろう。

GUITAR RIGの購入方法

この記事で紹介したGUITAR RIGはCubaseやStudio OneといったDAWで使うプラグインとして提供されている。

KOMPLETE13 (バンドルパッケージ)

GUITAR RIG 6 PROを含む、Native Instrumentsのソフト音源やエフェクトなどがパッケージされたバンドルソフト。大容量のピアノ音源やギター音源、ドラム音源なども含まれており、単体購入で揃えるより大幅に割引(90%)された価格で購入できる。

GUITAR RIG 6 PLAYER

GUITAR RIG 6 PRO の中から厳選したエフェクトのみを搭載した無料版。下記のNative Instruments社のサイトから導入することができる。

GUITAR RIG 6 PLAYER is a free amp simulator and effects rack, with a range of high-class modular components for warming up sounds.

単体でGUITAR RIG 6 PROを導入する場合やアップグレード版なども、同社サイトから購入手続きができる。

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