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【ミク旅☆スペシャル】荒波を越えてゆけ!! 石垣島発、日本最南端の島巡り

【ミク旅☆スペシャル】荒波を越えてゆけ!!  石垣島発、日本最南端の島巡り

今回のミク旅☆スペシャルは、沖縄本島から南西に約400Kmの所にある石垣島をはじめとした八重山(やえやま)諸島に出かけます。

石垣島は観光などでもよく聞く島ですが、沖縄本島に何度も行ったことがあるミクさんは、実は初めて行く島です。



那覇空港から石垣島へ

飛行機の窓から石垣島が見えてきました。那覇空港から石垣空港までの飛行時間は50分ほどです。那覇から向かう以外に、東京や名古屋、大阪などからの直行便もあります。

このあたりは八重山諸島や八重山群島などと呼ばれていて、石垣島を中心としていくつかの有人島と無人島があります。その中には有人島としては日本最南端の波照間島もあります。

八重山諸島での旅の起点・・・石垣島

石垣空港に着きました。

こちらは石垣島のご当地キャラ、カンムリワシのぱいーぐるです。

ミクさんと雪ミクちゃんです。

石垣島の中心市街地までは、歩くと3時間くらいかかりそうな距離です。

日本最南端の地域だけあり、10月中旬でも真夏のような暑さなのでバスで向かいます。車内で買える割引チケットを使うと往復1,000円です。

バス停で言うと、離島ターミナルかバスターミナルのあたりが中心市街地の美崎町です。

離島というイメージでいると、その綺麗なアーケード街や飲食店などの賑わいに、少し驚くかもしれません。石垣島の中心市街地は都会的で、リゾートという感じがあります。

石垣島でグルメと言えば、石垣牛が有名です。

但し、高級ブランドで高いうえに、そもそもミクさんは「いき○り!ステーキ」にも行ったことがないくらい、普段ステーキを食べません。いきなり高級な石垣牛を食べても違いがわからない可能性もあるので、石垣牛は食べないことにします。

ホテルに荷物を置いたミクさんは、少し付近を散歩することにしました。このあたりには国道390号線が走っています。ちなみに、国道39号線は北海道の北見市のあたりを走っています。

中心地市街地あたりを見渡せるビュースポットがありました。ビルやマンション、ホテルなどがあって都会的です。

ミクさんはこの日の夕食を何にするか悩んでいました。この日のホテルは中心市街地なのですが、付近にはコンビニのファミリーマートはあるものの、せっかくなので美崎町の飲食店に入ってみることにしました。

当たり外れが少なさそうな定食屋さんに入りました。ゴーヤーチャンプルーを頼みました。地元客向けの定食屋というよりは、観光客向けのような印象です。

石垣島は沖縄県ですが、かなり沖縄本島から離れていることもあり、沖縄本島によくあるようなゴーヤーチャンプルーやタコライスといったような、沖縄でイメージするようなメニューを提供する店は少ない気がしました。

夕食を食べたミクさんはホテルに戻って眠りました。

パンフレットで見た風景? 竹富島

翌日、ミクさんは石垣島付近の離島の中でも、もっとも近い離島である竹富島に向かうことにします。

石垣島の離島ターミナルにはフェリー会社としては、八重山観光(通称やえかん)と安栄観光があります。同じ島に向かう場合でも、安栄観光しかない波照間島以外の近隣の島は、この2つの会社が競合しています。

少し前までは、同じ行き先であれば、同じチケットでどちらの会社の便にも乗れたのですが、諸般の事情で今は事前に買った会社の便にしか乗れません。大人の事情だと思いますが、不便と言えば不便でしょう。

さらに、フェリーターミナル内には、それぞれの会社と提携した観光ツアーを販売している旅行代理店などのカウンターも設置されています。旅行代理店を通した方が割安になったり、実はそれほど得でなかったりと様々です。石垣島が初めてだと、ややこしく感じるかもしれません。

ミクさんが乗る八重山観光の高速船です。石垣島から周辺の離島に向かう船は、もう少し大きい船もありますが、このサイズの高速船が多いです。

15分ほどで竹富島に着きました。

竹富島は石垣島の近くの離島としては、観光客にメジャーな島です。中心集落は昔ながらの景観を守り、アスファルトで舗装されていない白い砂の道路が印象的です。

船着場から集落やビーチ行きのバスも出ていますが、それほど大きな島ではないので、徒歩やレンタサイクルで周ることもできます。

竹富島では水牛車に乗って観光している人たちを見ました。

ミクさんは水牛車には乗りませんでした。集落は徒歩でも十分歩いて見て回れる広さなので、水牛さんが少し可哀想に思えたからです。

こちらは集落から少し先に進んだ所にあるコンドイ浜です。



白い砂浜が綺麗で、よく離島のパンフレットに載っているようなビーチだと思いました。

3時間ほど竹富島を見学したミクさんたちは、一旦、石垣島に戻ることにしました。

リゾートホテルが立ち並ぶ小浜島

石垣島に戻ったミクさんたち。

まだ時間があるので、この日、もう一つ別の島に行くことにしました。近隣の離島で小浜島という所です。地図で見ると竹富島のすぐ近くですが、基本的には石垣島を起点として島を行き来します。

小浜島には30分くらいで着きました。ミクさんたちは徒歩で集落に向かいます。

小浜島は竹富島のすぐ近くの島ですが、島に降りた時の印象はだいぶ違いました。船に乗っていた乗客のほとんどが小浜島にある複数の大型リゾートホテルの宿泊客だったのです。船を降りたらほとんどの人は、リゾートホテルの送迎バスに乗って宿泊地へと向かっていました。

ミクさんはジャングルのような歩道を進んで行きます。途中、手作りのブランコがありました。

30分くらい歩いたら集落に辿り着きました。小浜島を訪れる多くの観光客はリゾートホテルに直行して、リゾートホテルの施設の中だけで過ごすためか、集落ではあまり観光客の姿を見ませんでした。

ここはシュガーロードという場所です。昔、N○Kのち○らさんというドラマに登場して有名になった道です。

小浜島は昔ながらの集落と、大企業によるリゾートホテルという二つの側面がある島というふうにミクさんは思いました。

ウミガメが可愛いすぎる黒島研究所

ミクさんたちは日を変えて、黒島という島に向かうためにフェリーターミナルに向かいました。

すると、テレビの旅番組でしょうか、普段テレビを見ないミクさんでも知っているレベルの某有名お笑いタレントさんがロケ中でした。

「○○だ! ○○がいる!」と少しターミナル内がざわついていました。

竹富島と小浜島は八重山観光の船で向かいましたが、黒島にはライバルの安栄観光の船で向かいます。

島の天気は変わりやすく、晴れていたのに急に雨が降ってきたりします。

黒島には30分くらいで着きました。黒島は観光客の多い竹富島や小浜島に比べると、訪れる人は少ないです。船も便数が少なめです。

見たことあるような風景です。ミクさんが生まれ育った北海道のような風景です。北海道の写真と間違ったわけではありません。

黒島は人間よりも牛の方が何倍も多い島で、牧場や牧草地帯が沢山あります。

北海道と見間違うような風景です。日本の最北端と最南端あたりが似たような風景だとは思いませんでした。

北海道に行ったことがない人はわからないかもしれませんが、北海道の田舎の方に行くと、これと同じ風景が沢山あります。北海道で生まれ育ったミクさんが言うので間違いありません。

1時間くらいでしょうか、ひたすら一本道を歩いていくと浜辺に辿り着きました。道中、電灯が全くなかったので、夜になると真っ暗になるのでしょう。石垣島の辺りは星空が保護されている地域だそうです。

黒島研究所という怪しい看板がありました。ミクさんはせっかくだから、この青の矢印の方に行ってみます。

研究所というと、機密情報などが沢山ありそうです。何のアポイントもしていないミクさんが入れるのでしょうか・・・。

拉致された挙句、宇宙船に乗せられて人類が移住可能な惑星を探す旅に行かされたりするのではないかと、小さな不安が脳裏をかすめます。「Stay(留まれ)」という声が別の次元から聞こえてきます。

この先に研究所があるらしいです。

研究所の入り口に着きました。大人500円で入れる博物館+水族館のような施設です。

黒島研究所はウミガメの研究をしています。その研究成果を一般人にも公開しているのです。ウミガメの剥製などがあります。

ウミガメの卵などです。

博物館部分だけでもしっかりとした展示物があって濃密な内容です。ウミガメだけでなく、黒島に住む人々の生活に関する資料などもあるので、黒島に行く場合はぜひ訪れたい施設です。

次は水族館部分です。ウミガメが沢山泳いでいるプールがあります。

生のウミガメをこんなに近くで見たのは初めてです。人を認識すると近寄ってきて可愛いです。

ウミガメのメインプールは人気で、ミクさん以外にも写真を撮っている人などが何人かいました。

こちらは大きなサメがいるプールです。

エサを買って与えることもできますが、サメは肉食なので気をつけましょう。

こちらはナマコとふれあえるラグーンです。他の研究所はどうだか知りませんが、この研究所は独特のゆるい雰囲気があります。

黒島研究所を後にしたミクさんは、島の別の場所にも行ってみることにしました。ここは日本の道100選にも選ばれた道です。

直線的な道でヤシの木が生えていて綺麗な道です。

黒島の地理的な中心部付近にある展望台からの風景です。

たま商店は黒島で唯一の商店です。飲食物などを買うことができます。

黒島で出会ったヤギさんです。牛の方が多いですが、ヤギも割といます。

黒島で育った牛が売られていく場所です。

黒島を一日かけて見て回ったミクさんたちは、石垣島に戻ってきました。

黒島は他の周辺の離島に比べると観光客が少ない島ですが、ミクさんは素朴な風景や、ウミガメさんのいる黒島研究所が気に入りました。

日本最南端の有人島、波照間島への航海

日を変えて、ミクさんたちは今回の八重山諸島の旅でのメインディッシュとも言える波照間(はてるま)島へと向かいます。チケットが片道なのは、帰りに西表島に寄るルートで帰ってくる予定のためです。

波照間島への航路は外洋に出ることから、欠航が多いことで知られています。

毎日定期船が出ている石垣島周辺の離島としては、唯一、安栄観光のみが就航しています。この日も直前まで運行するか未定でしたが、無事に波照間島に行けることになりました。午前8時に出港する船は比較的、大きめの船でした。

石垣島から波照間島へは70分ほどです。風向きや波の状況で所要時間は前後します。荒れる海で知られている波照間航路にしては、波は穏やかでした。

日本最南端の島、波照間島に着きました。ここより南に、国内では人の住んでいる島はありません。書籍やネットなどでは、ある程度の情報は集めましたが、最南端の島はどんなところなのでしょうか・・・。

道路脇にはサトウキビ畑が広がります。この島の主要な農産物でしょう。

八重山の他の島にもありましたが、こういった見張り台のような施設が時々あります。今は危険性のない場合は、観光客用の展望施設として使われていることもあります。

ミクさんたちはこの展望台に登りました。

文明を求めて集落に向かいます。

やがて集落に辿り着きました。

集落に辿り着くと、日本最南端の居酒屋を示す看板がありました。北海道の稚内市付近に行くと、日本最北端の○○というのがそこら中にあるので、親近感を覚えます。

再び歩いて、この島の最南端を示す標識を目指します。

牧歌的で初めて来たのにどこか懐かしいような風景です。島は歩くと結構広いです。戻りの船の時間がギリギリなので、風景を見ながら歩き続けます。

最南端を目指します。

FF7のリユニオンの場所です。何かの構造物があり、先客が何人かいました。

ミクさんはこの時、あることを思いました。最初は自分の意思でここに来たように思っていましたが、実は何か得体の知れない力に導かれていたのです。

ここが人類の始まりの場所です。(違います)

数億年前、人類の祖先を乗せた宇宙船がここに不時着しました。その子孫が我々なのです。(たぶん違います)

ちなみに、このモニュメントの一部は国や自治体が作ったものではなく、一般人の有志が自費で作ったものらしいです。そのため、ところどころ手作り感があるのです。

戻りの船の時間も迫っているので、足早に港に戻ります。

港の近くにあるニシ浜というビーチです。綺麗なビーチとして知られています。シュノーケリングをしている人や泳いでいる人たちもいました。

港に行くと、ミクさんたちが乗る船が来ました。この船で、今回の旅で最後の目的地となる西表島を目指します。

航海で後悔、荒れ狂う海をゆく・・・西表島へ

ミクさんたちは航海で後悔しました。実際はそんな漁師ジョーク(?)が浮かぶ余裕もなく、噂には聞いていましたが、行きはそうでもなかったものの、帰りの波照間島付近の海は荒れていました。

船が前後左右、波に激突するたびにザッパーンっ!と派手に揺れに揺れます。素人目には船がひっくり返るのではないかと思うほどです。船員さんが戻す時のためのビニール袋を乗客に配り始めました。

ミクさんはこれまで大型のフェリーに乗ることが多かったので、この手の小型の高速船で外洋に出るのは今回の旅が初めてです。

周りを見渡すと、お経を唱えている人はいませんでしたが、20代前半くらいの若いお兄さんなんかも、船員さんから配布された戻す時のためのビニール袋とティッシュを抱えて、顔面蒼白で耐えています。カップルや夫婦で乗っている人は、互いに手を握り合って、死を受け入れようとしているようでした。

ミクさんは死を覚悟しました。

ミクさんが昔勤めていた会社の先輩がお世話になったという取引先の社長(遠い)がこう言っていたそうです。人が死ぬ間際に最も後悔するのは「やろうと思っていたけど、やらずに終わったこと」なんだそうです。

死ぬ間際、ミクさんは何を考えていたかというと、ただ怖いだけで、不思議と何も考えませんでした。考える余裕がなかったと言っても良いでしょう。

周囲には目を閉じて修行のように耐えている人が多かったです。ミクさんもそうしました。40分くらいの航路ですが、もっと長く感じました。外海から西表島に近づくにつれて、波は治ってきましたが、ミクさんは漁師さんにはなれないと悟りました。太平洋に出るマグロ漁船の揺れはこんなものではないと思います。

船はなんとか転覆せずに西表島に着きました。西表島は日本最後の秘境で、未開のジャングルと聞きます。

沖縄の建物は入り口にシーサーがいることが多いですが、西表島ではイリオモテヤマネコの像が置いてあることがあります。

未開のジャングルと聞いていましたが、大原という港の近くは都会です。10分に一台くらい車が通って、交通量が多いです。

少し歩いていくと、日本最南端&最西端という温泉リゾートの看板がありました。萌えキャラもいるようです。石垣島もそうですが、八重山諸島はゆるキャラこそは何種類かいるものの、こういった美少女系のキャラを見たのは初めてでした。

集落に辿り着くと、日本最南端のバス停がありました。1日4便くらいバスがあるようです。ミクさんの地元もそんなもんなので、割と都会的です。

ミクさんたちです。

西表島を見学したミクさんたちは島を後にしました。

八重山諸島という、日本最南端の島々はそれぞれの島で主義主張があり、どの島も個性的でした。リゾート開発で二分された島や、昔ながらの生活を守る島など様々です。そこには沖縄本島周辺だけでは知ることができない『もう一つの沖縄』があったようにミクさんは思いました。

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