ボーカロイドで曲を作っている時、メインボーカルとコーラスなどでエフェクトを分けたい場合があると思う。その場合はパラアウト出力を設定することで、そういったことが可能になる。
パラアウトする利点はエフェクトを別々にかけたり、DAW側でオートメーションを細かく設定することができるようになる。パラアウトしなければPiapro Studioから出でくる音がすべて1つのチャンネルにミックスされているので、シンプルではあるが、細かい調整をすることができない。
ここではPiapro StudioとCubase9.5を例に手順を解説する。
手順1 Piapro Studio側
Piapro Studio でそれぞれのトラックの高さをドラッグで広げていくと、下の方に画像赤丸部分のOutputチャンネルというのが出てくるので、出力先を分ける。
手順2 Cubase側
次にCubase側でスタジオ-VSTインストゥルメントとクリックして、Piapro Studioを探す。赤い印のあたりのOutPutチャンネルの小さいアイコンをクリックすると、どの出力を有効にするかが選べる。先ほどPiapro Studioで設定したトラックのチャンネルを有効にする。
追記 Cubase10の場合
少しインターフェースが変更となったので、下記矢印の場所をクリックすると出力チャンネルが選べる。
手順3 Cubase側
スタジオ-Mix Consoleと開くと、手順2で追加したものが表示される。ここまで行けば、個別にエフェクトなどを設定することができる。
手順4 Cubase側
プロジェクトウインドウでグループチャンネルを作成して割り当てれば、オートメーションを書き込んだりすることも可能となる。
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