iZotope (アイゾトープ) のマスタリング用プラグインとして定評のあるOZONEシリーズ。
その中でも入門グレードにあたる「OZONE 9 ELEMENTS」のマスタリングプリセットを使って、素早く楽曲のイメージにあったマスタリングを行う方法を解説する。
目次
マスタリングの意味とは?
そもそもマスタリングには大きく2つの意味がある。
1つはCD制作における書き込みできる状態に音圧やファイル形式などを規格に合わせるような作業。
2つ目は一般的なアマチュアDTMerの場合に行うマスタリング。それぞれのトラックごとのバランスをとるミックスの次に行う作業であり、マスタートラック、つまり2Mixで行う最終的なサウンド調整だ。
「OZONE 9 ELEMENTS」は、この部分の調整に特化したプラグイン。マスタリングに不慣れな初心者でも、AI機能や数十以上の豊富なプリセットがサポート。プロクオリティに近いイメージの楽曲を仕上げることができる。
マスタリングプリセットの使い方
ミキシングまで済ませた楽曲のマスタートラックか、2Mixで書き出したトラックに「OZONE 9 ELEMENTS」をインサートする。
矢印部分にプリセットが多数登録されているので、楽曲を聴きながらイメージに近いプリセットを選んでいく。
微妙な加減は手動で調整できるので、アシスタント的に使うことも可能。そのまま適用するだけでなく、インスピレーションを得たりする目的でも役立てることができる。