沖縄の代表的なソウルフードと言えばタコライス。タコライスはメキシコの郷土料理であるタコスの具材をご飯に載せた沖縄発祥の料理のこと。
沖縄ではスーパーやコンビニでも売られているくらいポピュラーであり、学校給食にも採用されていて人気メニューなのだとか。街中やショッピングモールなどにもタコライスやタコスの専門店が数多くある。
今回は旅行などで沖縄に来たらぜひ訪れたい那覇周辺~沖縄本島中部地方のタコライス&タコスのオススメ店を独断と偏見で6店紹介する。
豊見城市 GATE1 気軽に利用できて地元でも人気
最初に紹介するのは那覇の南側に隣接し、那覇空港からも近い豊見城市にあるGATE1という専門店。店舗の立地はアウトレットモールあしびなーやイーアス沖縄豊崎からも近い。
初めての場合にオススメなのはタコライスとタコス2ピースが入って750円の「タコス タコライスセット」というメニュー。タコライスもタコスも濃厚なチーズとジューシーなタコスミート、シャキシャキした刻みレタスが特徴。ややジャンキーな部類に入る。
取材時点ではテイクアウトと店前のテラス席のみ利用可能であったが、お昼時は付近の住民や仕事関係の人たちが次々と買いに来ていた地元で人気のお店である。地元の人気店ではあるが、ファーストフード店のように気軽に利用できる店構えなので観光で訪れても安心して利用できるのもポイントが高い。
アクセス
沖縄県豊見城市与根516-1
豊見城市・他 きじむなぁ 卵を使ったオムタコが人気
リゾート地として有名な恩納村発祥の店で、記事執筆時点だと北谷のデポアイランド、イオンライカム、瀬長島ウミカジテラス、浦添市のパルコシティ、イーアス沖縄豊崎に店舗がある。観光地や話題のショッピングモールに出店している店だ。
通常のタコライスもあるが、ここの看板メニューは何と言ってもオムライスのような見た目のオムタコ。
見た目の通り、オムライスのようにまろやかな味と食感なので辛い料理が苦手でタコライスはちょっと・・・と思う人でも辛さを気にせずに食べられる。辛さも調節できるので、女性や小さい子供にも人気のメニューだ。
アクセス
イーアス沖縄豊崎店
沖縄県豊見城市豊崎3−35 イーアス沖縄豊崎 2F
那覇・北谷 タコス屋 地元で愛される間違いない老舗
中部の北谷町と那覇の新都心に店舗があるタコス屋のオススメはタコスヤプレート。タコスとタコライスの両方が食べたい時にもピッタリ。フライドポテトとフライドオニオンもセットになって700円という価格は沖縄全体としてもかなりコスパが良い。
タコスシェルは店によってカリカリしたハードタイプと、しっとりとしたソフトタイプがあるが、タコス屋のタコスシェルは程よくサクサクしたモチモチ触感。注文を受けてから生の皮を揚げているそうで、これぞ沖縄のタコス! と思えるような味。
沖縄の地元の人の中には「タコス屋のが一番旨い」と言う人もいるくらい、地元で愛されている30周年を迎える老舗である。
タコライスは尖った特長こそ感じないが、良い意味で万人ウケするスタンダードで間違いのないタイプ。最初はタコスヤプレートで試し、2回目以降は好みでタコス単品やタコライス単品に分岐するというのもよいだろう。
アクセス
那覇 新都心店
沖縄県那覇市おもろまち4丁目12−13
北谷店
沖縄県中頭郡北谷町字宮城1-5
那覇・沖縄市 チャーリー多幸寿 有名人も多数訪れる老舗
チャーリー多幸寿はコザ(沖縄市)と那覇の国際通りに店舗がある老舗。国際通りにも店舗があるので、何度か国際通りを通ったことがある人なら意識せずとも見たことがあるかもしれない。
今回訪れたのはコザにある本店の方。沖縄に数多くあるタコスやタコライスの店の中でも老舗中の老舗であり、外観も内装も風格がある。店内には有名人のサインなども多い。
店舗に風格があるとは言っても、ファーストフードのようにカウンターで注文する気楽な雰囲気なので、観光で初めて訪れても気を使うようなことはない。コザの本店の方は地元の人の利用者が多いようだ。
チャーリー多幸寿は様々なメニューや組み合わせを選べるが、頼んだのは830円からのチャーリーセット。
写真は一番ボリュームが小さいものだが、結構なボリュームがあるので大きいサイズを頼む場合は逆に注意が必要かも。
タコスもタコライスもチーズやミートのインパクトがあるジャンキーなタイプで食べ応えがある。老舗の有名店というだけある確かな味の店だ。
アクセス
那覇 国際通り店
沖縄県那覇市松尾1丁目2−4 2階
本店
沖縄県沖縄市中央4丁目11−5
中南部に7店舗 ピザハウスジュニア 沖縄の洋食店
ピザハウスジュニアは那覇市~中部エリアで7店舗展開している洋食屋さんチェーン。店名に「ジュニア」とあるのは1958年に開店した格式高いピザハウスという米軍関係者に人気のレストランが母体であり、より手軽に楽しめるようにしたのがピザハウスジュニアということらしい。
あくまでもハンバーグステーキやピザなどの様々なメニューの中にタコライスもあるという位置付け。注文はカウンターで行う前払いのファーストフード形式。
特長的なのはボリュームのあるタコスミート。ジューシーというよりはドライなタイプで、全体としてはそんなにジャンキーなタイプではない。ボリュームはある一方で、ドライであっさり目の印象。少し好みが分かれる味のように思った。
アクセス
北谷店
沖縄県中頭郡北谷町美浜3丁目
北谷町 Pocke Farm 観光地だけど侮れない味!
Pocke Farmは観光地として人気の北谷・アメリカンビレッジに店舗を構える店。
迷路のように入り組んだアメリカンビレッジのデポアイランドだが、道路側からも近く店舗は見つけやすいだろう。注文はファーストフード形式のセルフサービス。
オリジナリティあるタコモコというタコライスに目玉焼きが載ったメニューが人気。ハンバーガー系のメニューも豊富。
タコモコはロコモコをイメージしていると思うが、「きじむなぁ」のオムタコは違って、あくまでも目玉焼きはタコライスとは別の味として存在していることである。
北谷という観光客が多い場所に立地しているので、ある意味の不安感はあったが、全く期待を裏切る美味しさであった。
タコライス自体も専門店以上の味で、ライスがインドカレー店などでよく使われているサフランライスだったのも手が込んでいる。タコライスビギナーの人にも、色々な店でタコライスを食べたことがある人にも、ジャンキーでジューシーなタイライスが好きな人には、ぜひオススメしたいタコライスの店だ。
アクセス
沖縄県中頭郡北谷町美浜9−12 アメリカンデポ B棟