
「高校の教科書に初音ミクが載っている」という話を少し前に聞いたことがある。
初音ミクを応援するメディアである当サイト「Miku Love Net」の編集長にしても、「いや、それはさすがにネタか、誇張した表現なのでは?」と最初は半信半疑だった。
しかし、ツイッター等にアップされた数々の証拠画像を見て、まさかここまで教育現場や日本社会にミクが大きな影響を与えていたのか・・・と、改めてミクさんの凄さに驚いてしまった。
日本史の教科書
こちらは高校の日本史の教科書で「キーパーソン」として紹介されている初音ミクさん。
こちら高校3年の日本史の教科書になります「初音ミク」 pic.twitter.com/rvtrGcSfdQ
— ?疾風??文香P (@FlanDore_Scar) April 14, 2017
編集長が生まれたのは昭和の終わり頃だが、日本史の教科書と言えば、もはや豊臣秀吉とか織田信長くらいのメンツしか覚えていない(苦笑)。
しかし、同じ日本史の教科書という媒体にミクが載るとは、想像するだけでも授業が楽しそうで何だか羨ましい。
英語の教科書
続いては、英語の教科書に登場したHatsune Mikuさん。
さっきのRTで思い出したけど、
1年生の時に使ってた英語の教科書にミクちゃん居たんだよ?
先生もクラス中もHatsune Mikuを言うから嬉しかった記憶? pic.twitter.com/A50ljUOULS— えびあめ (@omRg96lPjuJSOmg) September 18, 2018
コラム的な紹介ではなく、初音ミクがテーマの英文があったり、問題まで初音ミク。もはやページ全体が初音ミクとなっていて、雑誌などの初音ミク特集と間違うくらいだが、学校で使われている正式な英語の教科書。
ミクを使った文例はワールドワイドな人気を誇る初音ミクだけに、外国人とミクの話をする場合など実際に使うことがありそうで、とても実践的と言える。
音楽の教科書
最後はミクの真髄とも言える音楽の教科書でのミクさん。
来年の高校1年の音楽の教科書に、きくおさんと初音ミクが載ってる…! https://t.co/9ZlEHW02T0 pic.twitter.com/pLTIipYLJc
— uota?? (@uota) May 20, 2016
有名な地上波の音楽番組に出演したり、日本の音楽シーンに多大な影響を与えている初音ミクさんだけに、音楽の教科書で曲が紹介されていたりする。
IT系の授業で初音ミクを使った作曲の実習が行われている例も聞いたことがあるし、音楽教育の現場でミクが浸透していることが伺える例と言える。
「ボカロで覚える」シリーズが中高生に大人気
中学や高校の科目と言えば、年号や用語を覚える学習が多かったと記憶しているが、それらのキーワードを初音ミクなどのボーカロイドが歌った楽曲が中高生に人気となっていて、参考書として多数発売されている。
歴史や英語、理科や数学など、様々な科目がシリーズとして発売されているのだ。苦手科目でも好きなボカロやボカロPの曲だったらスムーズに学習できる・・・という人もいるのではないだろうか。
まとめ 小学校の家庭科教材など子供時代からミクに触れられる社会に
初音ミクと言えば、美少女キャラクター。初音ミクが日本を代表するコンテンツとなった今、さすがに少なくなったとは言え、ミクを偏見の目で見る人たちやメディアも一部には存在するのも事実。
しかし、日本史の教科書で「キーパーソン」として初音ミクが取り上げられたり、ボカロの曲を用いた中学生、高校生向けの教材「ボカロで覚える~シリーズ」が大人気になる昨今。未来を担う若者を教育する現場において、初音ミクは日本という国を代表する重要キャラクターとしての位置付けになっているのだ。
記事では全ては紹介していないが、小学校の家庭科の教材として初音ミクが採用されていたり、下で紹介するような小学校低学年や幼稚園児、保育園児向けの本なども発売されている。
若者が学校で初音ミクの文化的価値や魅力を学ぶことで、これからも初音ミクを応援する若い人達がさらに増えていくことだろう。