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初音ミクV4Xと初音ミクV3の比較

初音ミクV4Xと初音ミクV3の比較

初音ミクの人気の秘密!?

ボーカロイドの代名詞と言ってもいい初音ミクは、そのキャラクターのかわいらしさも人気の要因ではあるが、競合他社含め、数あるボーカロイドの中でもライブラリの完成度が高く、制作者にとっては“使いやすい”ことも人気の要因ではないかと思っている。

だが、初音ミクに限ったことではないが、ボーカロイドで楽曲を制作していると、発声パターンによっては意図しないノイズのような音が出てしまう場合がある。

初音ミクの執筆時点で最新版である初音ミクV4Xは、クロスシンセシスやグロウル、EVECによる表情付けや息漏れなどを音を表現できるのがウリ。音色自体も前作にクリアーで中高域がはっきりしたクリアーな音質であり、全体的にまろやかだった前作V3とは違った方向性となっている。

初音ミクV4Xはその機能の多さが裏目に出てしまったのか、個人的には完成度が非常に高いV3に比べると、やや荒削りで実験的な要素のあるように思えてしまう。

初音ミクV4Xで発生してしまうノイズ?

実際に制作していて遭遇したのは、一般的なメジャーアーティストが歌う曲のカバーにおいて、特定の歌詞がどうしても大きなノイズが出てしまう現象。

T.M.Revolutionの『Burnin’ X’mas』という曲にある「君の行動パターン」という歌詞の「パターン」がどうしても「グギャン」というような音になってしまったのだ。インストールがうまくいっていないのかと思い、再インストールなどをしたが改善しないので、メーカーに問い合わせたところ、「ライブラリに起因する問題」とのことだった。解決策は同じような音がする別の発音記号の単語を使うというものだった。

結局、この曲は初音ミクV3を使うことにした。初音ミクV4Xはクリアーな音色ゆえに歯擦音の処理などがやや難しく、楽曲の馴染ませるテクニックが要求される部分がある。

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別の音色として現役大活躍中の初音ミクV3

初音ミクV3は古いバージョンというよりは、V4Xとは方向性の違った一つの完成された初音ミクだと思っている。

音楽雑誌に載っていたメーカー公式の解説によれば、初代(Vocaloid2)の初音ミクをベースに進化させたのがV4Xという位置付けであり、V3をバージョンアップさせたというわけではない。

V4Xから初音ミクを使い始めたという方は、V3との音色の違いを聞き比べて欲しいと思う。曲によっては明るくクリアーなV4Xの音色よりも、ミクの数多くの代表曲を支えたV3の方が会う場合も多いと思う。というわけで、別方向の完成系であり、ライブラリの完成度も高い、初音ミクV3を改めて紹介してみた。

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